文章についての悩み
ブログでいい記事を書けたので友達に読んでもらったら、「なんか読みにくいし、内容も伝わってこない」と言われてガッカリ…。もっと文章をうまく書けるようになりたいけど、文章術の学び方がわからない…。
同じような悩みを、あなたは抱えていませんか?
僕は過去に同じ悩みを抱えていました。
文章を書くのがものすごくヘタで、「いい記事を書けた!」と思っても、他の人と比べるとヒドイのなんのって…。
「そもそも文章術なんて、学校では習ってこなかったし、書けなくてあたりまえだよ!」と開きなおる始末。
でも、「これじゃいけない!」と思い、そこから文章術に関する本を読みあさりました。
そのかいもあって、昔にくらべてかなり文章力は向上しました。
今でも知識をインプットするため、文章術の新刊が出ると読んでいますが、最近「これは文章の書き方に悩んでいる初心者にいい本だなぁ」と感じた本があったんです。
それが「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」
本では以下の文章術が学べます。
学べる文章術の内容
・文章を書くための基本ルール
・文章の内容を豊かにするノウハウ
・上級者になるための細かい文章テクニック
・さまざまな場面での文章の添削例文
ブログを始めたけど、文章の書き方がわからない人にはまさにベストな内容。
本の内容を深掘りしつつ、ブログで文章を書くなら「ここは絶対に押さえておくべきポイントだよね!」と、強く伝えたい部分も合わせて説明していきます!
「文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」はどんな本?
本の全体の構成から、どういった部分が使えるのかポイントを説明します。
現役ライター2人が名著100冊からエッセンスを抽出
この本は現役ライター2人が書いた本。
文章術の名著100冊から、紹介されている回数が多い書き方を、1〜40位までの順位をつけて説明しているユニークな内容です。
手っ取り早く文章術を身につけたいなら、1〜7位までの文章術さえ身につければ、それだけでソッコー初心者は卒業できちゃいます。
前半は基本テクニック・後半は細かいテクニック
「1〜7位までの文章術さえ身につければ、ソッコー初心者卒業」と話しましたが、1位〜40位の内容はこのようになっています。
1位:文章はシンプルに
2位:伝わる文章には「型」がある
3位:文章も「見た目」が大事
4位:文章は必ず「推敲」する
5位:「わかりやすい言葉」を選ぶ
6位:比喩・たとえ話を積極的に使う
7位:接続詞を「正しく」使う
8位:思いつきはメモに、思考はノートにどんどん書く
9位:「正確さ」こそ、文章の基本
9位:「正確さ」こそ、文章の基本10位「名文」を繰り返し読む
11位:主語と述語はワンセット
12位:語彙力をつけろ、辞書を引け
13位:「、」「。」をテキトーに打たない
14位:段落はこまめに変える
15位:とにかく書く、たくさん書く
16位:「わかりにくい」と思ったら修飾語を見直す
17位:「書き出し」にとことんこだわる
18位:「読み手」を強く意識する
19位:「は」と「が」を使い分ける
20位:名文を書き写す・まねる
21位:とりあえず、書き始める
22位:「何を書くか」を明確にする
23位:文末の「である」と「ですます」を区別する
24位:体験談で説得力を高める
25位:書き始める前に「考える」
26位:同じ言葉の重複を避ける
27位:「見出し」で内容を端的に伝える
28位:日頃から内面を豊かに耕す
29位:同じ主語が続く時は省略してみる
30位:考えるために書く
31位:テクニックでごまかさない
32位:「一番好きな文章」を見つける
33位:的確なインプットでオリジナリティを高める
34位:わかりにくいカタカナ語は日本語に
35位:ビジネス文章・論文は「話し言葉」より「書き言葉」
36位:ビジネスメールは簡潔さが命
37位:イメージまで共有できれば誤解なく伝わる
38位:発見や違いを盛り込んで文章を「おもしろく」する
39位:根拠を示す
40位:過去形と現在形を交ぜると文章がいきいきする
僕も30冊以上は読書術の本を読んできたのでわかりますが、どの本でもよく紹介されている内容です。
前半は文章を書くための「基本テクニック」が身につくので、「なんか読みにくいなぁ」と思われることはなくなります。
もし「すべて実践するのは大変そう…。」と感じたなら、1〜7位を実践するだけでもOK。
とくに、2位の「伝わる文章には「型」がある」はものすごく重要。
「文章の型」は、読みやすさに大きく影響するので、すぐにでも覚えておくべきです。
なぜ読みやすさに大きく影響するのか、「文書の型」について深掘りします。
「型」を身につけると伝わりやすさ・書くスピードがUP
伝わる文章の型とは、「文章の書き順」のこと。
文章は自分が思いついた順で書くのはダメで、相手の興味を引いて伝わりやすい型で書くのが鉄則。
2位で紹介されている「PREP法」は、「結論→理由→具体例→結論」の順で書く方法で、伝わりやすい書き方の基本です。
まず「結論」で読者の興味を引き、そこから「理由」→「具体例」と詳しく説明して、最後に「結論」でまとめて終了する。
例えば、
りんごはダイエットの味方です。(結論)
1個あたり約140kcalほどしかないので、カロリー摂取量を減らせます。(理由)
比較として白米お茶碗一杯(150g)は250kcalあるので、はるかにカロリーが少ないことがわかります。(具体例)
ダイエットをしたいなら、りんごを積極的にとりいれるのが正解。(結論)
適当に書きましたが、こんな感じですね。
文章を書くさいには、「結論」→「理由」→「具体例」→「結論」の順をしっかり意識して、文全体の骨組みを構築すること。
さらに、書く内容と順番が決まっていると、「次はどういったことを書こうかな?」と悩む必要がなくなるので、自然と書くスピードもアップといいことずくめ。
文章の「型」については、「PREP法」以外にも複数あります。
「さらに型について学習したい!」という方は、Udemyのオンライン学習動画にある「1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティング」を受講するのもおすすめ!
セール時なら本一冊の値段で購入できます。セール時期は以下の記事を参考にしてください。
合わせて読みたい記事
型に組み合わせると効果倍増!書き出しで引きつけよう!
「型」について説明しましたが、さらに型の効果を上げる方法を教えます。
本書では17位の、「書き出しにとことんこだわるで説明されていますが、初めの結論の書き出しをできるだけ魅力的に書くこと。
なぜ結論の書き出しにこだわるかというと、インターネットの普及で、ネット上に爆発的に情報が増え続けています。
情報が増えるとどうなるか?
自分が配信している情報が埋もれやすくなります。
なんとか記事にたどり着いてくれたとしても、ありきたりな書き出しなら、読者はすぐにページを閉じて別の記事へと行ってしまうんです。
だからこそ、読者を逃さないために書き出しにこだわり、続く文章も読んでもらおう!というのが書き出しにこだわる理由。
先ほどの、りんごの例文でいえば、このように変更。
りんごはダイエットの味方です。
↓
手軽な最強ダイエット食はりんごで決まり!なぜかというと…。
下の文章の方が続きを読みたくなりますよね。
このへんはコピーライティングの技術が必要ですが、自分で考えられる範囲でいいので、可能な限り続きが読みたくなる書き出し(結論)にしましょう。
コピーライティング技術もこの機会に合わせて学びたい人は、こちらの2冊が名著として有名なので、読んでみてください。
実際の例で色々なパターンの書き方を学ぶ
「書き方は学んだけど、それを実際の場面でどうやって書いたらいいかわからない」という人のために、以下の場面での書き方の実例も掲載しています。
・ビジネスメール
・一般的なメール
・プレゼン資料
・ブログやSNS、短いコラム等の原稿
どの順位のテクニックを取り入れて、例文を添削したかのビフォー・アフターが書かれているので、とても参考になります。
まとめ
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた」は、初級者から中級者には勉強になる文章術本です。
語彙力の鍛え方や、記事のネタをストックする方法なども書かれているので、文字を書くことが多い人には使えるネタも満載。
文章を書くことに悩みがあるならすぐに手に入れて、誰が読んでも伝わりやすく魅力的な文章術を身につけちゃいましょう!
まわりからも「文章を書くのが上手だね!」と言われますよ!
今回は以上です。