解決したい悩み
googleアナリティクスを設置したのはいいけど、ページビューやセッション、コンバーションと用語の意味がわからない。基本用語を教えて欲しい。
こんな悩みにお答えします。
googleアナリティクスは、始めたばかりの人にはわかりにくい用語がいくつかあります。
なんとなくこういった意味かなと思うより、しっかりと理解した方が、アナリティクスのデータ分析を有効に活用できるので、必要最低限これだけはきちんと理解するべき用語をいくつか説明していきます。
基本用語を理解していない場合は、しっかり覚えておきましょう。
これだけは必ず覚えておきたい基本用語
ページビュー数(PV)
ページビュー数とは、自分のサイト内でページが閲覧された回数のことです。
「Page View」の頭文字をとって「PV(ピーブイ)」とも呼ばれています。
よく、「月間1万PV達成!」とか報告している人がいますよね。
ページビュー数は多ければ多いほど、人気のサイトといえるので、一番注目されやすい数字です。
ここで少し勘違いする人もいますが、ページビューはページを見た回数で、サイトを訪れた人の数ではありません。
例えば、
- 1人が、自分のサイトで1ページ見たらページビューは「1」です。
- 1人が、自分のサイトで5ページ見たらページビューは「5」です。
ここを理解していない人が結構多く、「月間1万PVということは、1万人も訪れた」ということではないので、勘違いしないように。
セッション数
セッション数とはユーザーがサイトを訪問した回数という意味です。
例えば、Aさんがカレーの作り方を説明しているページを訪れ、作り方がわかったのですぐにページを閉じて、サイトを離脱したとします。
この場合、訪問した回数は1回なので、セッション数は「1」になります。
次は、Bさんがカレーの作り方のページに訪れたあと、今度は煮魚のページに移動し、その後ページを閉じてサイトを離脱したとします。
合計2ページを見たことになりますが、サイトに訪問した回数は1回なので、セッション数は「1」のままです。
セッションはあくまで訪問回数なので、同じ人が一度に何ページを見ても、セッション数は1で、増えるのはページビュー数のみです。
同じ人のセッション回数が増える条件は以下になります。
操作が行われない状態で30分経過後
Aさんがカレーのページをずっと開いたまま30分経過したとすると、一度セッションは区切られて、セッションは「2」になります。
日にちをまたいだ場合
23:59分から00:00分と、日にちをまたぐとセッションは区切られ「2」になります。
キャンペーンのソースが変わった時
キャンペーンのソースが変わった時というのは、ざっくりとわかりやすく説明すると、ページを訪れたリンク先が違うということです。
例えば、「Yahoo!」から検索してカレーのページを訪れたあと、次に「google」から検索してカレーのページに訪れた場合、同じカレーのページでも、サイトへの入り口として使ったリンク元が別なのでセッションは「2」になります。
ランディングページ
ランディングページとは、ホームページの中で最初にアクセスされたページのことをいいます。
「Landing Page」の頭文字をとって「LP(エルピー)」とも呼ばれます。
トップページに最初にアクセスしたなら、トップページがランディングページで、お問い合わせに最初にアクセスしたら、お問い合わせがランディングページです。
ランディングページを調べることで、どういった経由でのアクセスが多いか確認することができます。
ユーザー数
ユーザー数は、わかりやすく言うと「サイトに訪問した人の数」ですが、細かくいうと実は違います。
ユーザー数はサイトに訪れた人ではなく、サイトを見ているブラウザで人数をカウントしています。
ブラウザというのは、サイトを見るための閲覧ソフトのことで、「IE(インターネットエクスプローラー)」や「Google Chrome(グーグルクローム)」「safari(サファリ)」などが有名ですね。
例えばAさんがサイトに、自宅のパソコンから「Google Chrome」で閲覧し、次にスマホから「safari」で閲覧したら、閲覧しているブラウザが異なるため、ユーザー数は「2」になります。
結果、ユーザー数は実際にサイトに訪れている人数より多くなりやすいです。
コンバージョン
コンバージョンとは、サイトの運営者が、アクセスした人に起こして欲しい目標のことをいいます。
「conversion」を略して「CV(シーブイ)」とも呼ばれます。
例えば、自分のサイトで購入して欲しい商品を紹介している場合、アクセスした人に商品を購入してもらうという目標がコンバージョンです。
他にも「資料請求」や「お問い合わせ」などでもコンバージョンが使えます。
コンバージョンは、運営者が目標となるそれぞれのページで設定する必要があります。
多くの人がアクセスしているのにコンバーション率が低い場合は、どこかに問題があるということがわかります。
オーガニック検索
オーガニック検索は、キーワード検索をしてサイトに訪れた人のことです。別名「自然検索」とも言われます。
例えば「google」の検索窓で、「英語学習」とキーワードを記入し、検索結果に自分の書いた英語学習記事が表示されアクセスされると、それがオーガニック検索になります。
ただし、お金を支払い検索結果に有利に表示させる「広告枠」というものがありますが、広告枠はオーガニック検索ではありません。
あくまで検索結果に何も操作をしていない、自然な検索結果から訪れたアクセスのみがオーガニック検索です。
これが自然検索とも言われる由来です。
比較的目につきやすい用語は理解しておきましょう
他にも用語は沢山ありますが、とりあえずはこの6つの基本用語を理解しておけば最低限問題はないです。
あとはアナリティクスを使いながら、意味がわからない用語が出てきたらその都度調べるようにしてください。
基本の用語を理解することは、今後データ分析するうえで大切なことです。
面倒くさがらずに、しっかり覚えましょう!
今回は以上です。
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