ドメインについての悩み
■ ドメインの決め方がわからない
■ ドメインの取得方法を教えて欲しい
■ 注意点があったら知りたい
ブログをはじめるときに最初に悩むのが、ブログのドメインを決めることです。
なぜなら、ブログのドメインは一度決めたら変更することができません。
あまり深く考えないで適当に決めてしまうと、あとから「失敗したなぁ」なんてことになってしまうこともあります。
そこで、どうやって決めたらドメイン取得で後悔しないですむのか、どこよりみ詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
ブログのドメインとは
ドメインは簡単に説明すると、ブログの住所にあたる部分です。
僕のURLなら「https://yamatblog.com」の、「yamatblog.com」がドメインの部分です。
ドメイン部分は自分で自由に決めることができる「独自ドメイン」と、自由に決めることができない「共有ドメイン」の2種類があります。
独自ドメインと共有ドメインの詳しい違い
独自ドメイン
独自ドメインは、ドメイン管理会社からお金を支払って取得するドメインのことです。
自分で好きなドメインを取得することができる反面、デメリットとして取得費用がかかります。
それでも、本格的にブログで稼いでいる人は全員といっていいほど、独自ドメインで運用しています。
共有ドメイン(無料ドメイン)
自分で好きなドメインを決めることができないのが共有ドメインです。
共有ドメインは、無料のブログサービス運営会社が所有しているドメインで、複数のユーザーで共有して使用するイメージですね。
共有ドメインは取得費用はかかりませんが、決められたドメインを共有して使うので、自分の好きなドメイン名にすることはできません。
例えばAmebaブログだと、「https://ameblo.jp/〇〇/」と最後の〇〇の部分のみ変更可能になります。
無料で使用できる分、すべてを自由に決められないのが共有ドメインの特徴です。
ブログで稼ぐなら絶対に有料ドメインにするべき
独自ドメインと共有ドメインどちらにするか悩んでいるなら、答えは出ています。
ブログを運営するなら絶対に独自ドメインにしてください。
理由は以下になります。
- 無料ブログは突然終了するリスクがつねにある
- URLをそのままにサーバー間の引っ越しが可能
- 独自ドメインの方が検索上位に有利
とくに、独自ドメインにする一番の理由は、無料ブログ運営会社の突然の終了で、URLが使用できなくなるリスク回避につながることです。
共有ドメインは、無料ブログ運営会社から借りている形になるので、ブログ運営会社が終了すると、借りているドメインも使用できなくなります。
比較的新しいニュースでは、2019年にYahooが運営していたブログサービスが終了したこともあるので、無料ブログサービスを利用した共有ドメインはおすすめしません。
トップレベルドメインの種類
「.com」など、最後の部分を「トップレベルドメイン」と呼びますが、この部分も自分で好きなものを選ぶことが可能です。
トップレベルドメインは、一応、それぞれに用途としての意味があります。
例えば、「.com」は商業組織用、「.com」はネットワーク用など。
現状は、用途としての役割はあまりなく、好きなトップレベルドメインを使って問題ありません。
よく使われている代表的なのは以下のようなドメインです。
- .com
- .net
- .org
- .biz
- .jp
- .com
「Company」の意味で、もともとは商業用で使われていたドメインですが、現在では用途に関係がなく幅広く使われています。
世界で最も登録数の多いドメインなので、認知度が一番高いです。
取得費用も安く、どれにするか迷っているなら、.comにしておけば失敗はありません。
- .net
「Network」の意味で、とくに専用の使用目的などがないため、「.com」の次に登録数が多い人気のドメイン。
取得費用も安いので、「.com」と同様に初心者におすすめです。
- .org
「Organisation」の意味で、個人や非営利団体、非営利組織用のドメイン。世界中で比較的登録数の多いドメインです。
- .biz
「Business」の意味で、個人・法人の商用目的が多いドメイン。
- .jp
「Japan」の意味で、日本国内に住所をもつ個人・団体・組織であれば登録できるドメイン。
取得費用などが高めのため、個人ブログではあまり取得している人はいません。
迷っているなら「.com」「.net」を選ぶのがベスト
変更ができないドメインだからこそ失敗は避けたいですよね。
どれにするか迷って決められない場合は、「.com」か「.net」を選んでおくといいです。
他にもドメインは複数あるので、どういった用途に使用するドメインか知りたい場合は、日本ネットワークインフォメーションセンターで確認してみるといいですよ。
トップレベルドメインは検索結果に影響する?
Googleが公式ページにて、トップレベルドメインの種類によって、検索結果に不利になるということはないと説明しているので、どれを利用しても問題ありません。
検索に対する影響
新しいドメイン末尾を使っても、検索結果に影響はありません。Google でも他の検索エンジンでも、すべての TLD は平等に扱われます。新しい TLD が検索エンジンのランキングに影響を与えることも、検索結果の下の方に掲載されることもありません。
影響がないとはいえ、日本で運用しているのにイギリスの「.uk」などを使うのは違和感が生まれるので、違和感を与えないトップレベルドメインを使うようにしましょう。
後悔しないドメイン名の決め方
ここからはメインのドメインの決め方を解説します。
個人ブログのドメインの決め方は、以下の3つの方法で決めるといいです。
- 自分の名前と同じにする
- ブログ名と同じにする
- ジャンルと同じワードを入れる
- 汎用性の高いドメインにする
これらを意識して決めると、後から「失敗したなぁ…」という、後悔することは少なくなります。
それぞれについて詳しく説明します。
自分の名前と同じにする
もっとも一般的な、自分の名前と一緒にするという方法があります。
メリット
- ブログとマッチする
- 名前を覚えてもらいやすくなる
- ブログ名を変更しても影響しない
デメリット
- 名前を変更しにくい
名前とドメインを同じにすることで、違和感がなく一体感が生まれるのが強み。
ブログをやっている人では、自分の名前と同じドメインにしている方が多いですね。
名前とドメインを一緒にすることで、自分の名前を覚えてもらうことができるのもおすすめポイント。
さらにいいところは、ブログ名を変更しても問題がないところ。
ブログ名は運営していると変更したくなることもあるので、気にせず変えられるのは強みです。
ただ、途中から「名前」を変更したくなった場合は、ドメインとの違和感が出てしまうので、同じ名前でブログ運営を続ける人向けです。
ブログ名と同じにする
多くのブロガーが取り入れている、ブログ名と同じにする方法です。
メリット
- ブログ名を覚えてもらいやすくなる
- 名前を変更しても影響しない
デメリット
- ブログ名を変更しにくい
ブログ名とドメインを同じにする一番の狙いは、ブログ名を覚えてもらいやすくすることですね。
もし、すでにブログ名が決まっているなら、ドメインに使うのもあり。
途中からブログ名を変更すると違和感が出るので、変更しそうだと思うなら注意が必要です。
ジャンルと同じワードを入れる
ジャンルと同じワードを使うのも、よくあるドメインを決める方法です。
メリット
- ブログの統一感が生まれる
- ブログタイトル、名前を変更しても影響しない
デメリット
- ジャンルを変更しにくい
- 人気のジャンルはドメインが取得できない
ジャンルと同じワードで決めるとは、例えば「お金」のブログを運営するなら、ドメインに「money」を使うなど。
同じワードを使うことで、読者にどういったジャンルのブログなのか、認識してもらいやすくなります。
途中からジャンル変更をすると違和感が出るため、ジャンルの変更はしにくいです。
また、ドメインは早い者勝ちなので、人気のジャンルのドメインは、取得しにくいというデメリットもあります。
汎用性の高いドメインにする
一般的にはこれまで説明した3つの方法でドメインを決める方が多いです。
ですが、僕が意外とおすすめするのが「汎用性の高いドメインにする」方法。
汎用性の高いドメインとは、あえてブログとの関連性がないドメインにすることです。
メリット
- 変更しても違和感が生まれない
- ドメインが取得しやすい
デメリット
- ブログとの一体感が低くなる
- 覚えてもらいにくい
「自分と同じ名前・ブログ名・ジャンル」どれにも当てはまらないドメインは、どこかを変更しても、違和感が生まれにくいのが最大のメリット。
ブログ運営をしていくうえで、変更に強いドメインの決め方といえます。
さらに、どれにも当てはまらないドメインは、他の人が取得していない可能性が高いのもメリットです。
デメリットは、ブログとの関連性が低くなることですが、それほどデメリットではないので、いつでも変更できる強みを持ちたい方におすすめです。
決める前に知っておきたい!ドメインを決める時の注意点
ドメインを決めるさいに、注意するポイントが6つあります。
- ドメインを短くする
- 「ハイフン」や「数字」を入れない
- 日本語ドメインは避ける
- 取得料金と更新料金に注意する
- 商標に気をつける
それぞれ詳しく説明していきます。
1:ドメインは短くする
ドメインは短くするようにしましょう。
ドメインが長いと、読者が覚えにくくなるため、できるだけ短くするのがベスト。
可能であれば10文字以下が、覚えてもらいやすいです。
2:「ハイフン」や「数字」を入れない
ドメインに「ハイフン」や「数字」を入れるのは、避けるようにしてください。
例:yamat-blog39.com/
読者がドメインから直接アクセスするときに、「ハイフン」や「数字」があると、入力の手間が増えるので、可能な限り入れないようにしてください。
3:日本語ドメインは避ける
ドメインは英語以外に日本語でも取得可能です。
例えば、「アフィリエイトのやり方.com」でも問題ありません。
パッと見た感じ、日本語の方がわかりやすくていいように感じますが、日本語にするとURLが「文字化け」することがあります。
日本語ドメインが検索で有利になることもないので、必ずローマ字ドメインにしてください。
4:取得料金と更新料金に注意する
独自ドメインは料金がかかりますが、「取得料金」と「更新料金」が違います。
ここを知っておかないと、あとあと「料金が高くなっている!」と戸惑うことになるかもしれません。
例として、エックスドメインで説明します。
ドメイン名 | 取得費用 | 更新費用 |
.com | 100円 | 1,180円 |
.net | 100円 | 1,380円 |
.info | 280円 | 1,480円 |
.site | 90円 | 3,880円 |
.jp | 1,040円 | 2,820円 |
※価格は2021年3月のデータ。
表で見てもらえればわかりますが、取得費用は安くても年間の更新費用は高いです。
取得費用だけに目を奪われがちになりますが、必ず年間の更新にいくらかかるのかも確認するようにしましょう。
5:商標に気をつける
よくあることではないですが、取得したドメイン名が他社の製品を連想させるということで、訴えられる「ドメイン訴訟」ということがあります。
例えば、ある企業で「ぐるぐるアイス」という人気商品があったとします。
そこで、「guruguruice.jp」というドメインを取得すると、商品を連想させるとして訴えられる可能性があるということです。
念のため、他社製品を連想させるドメインは避けるようにしましょう。
ドメイン管理会社からドメインを取得する
ドメイン名が決まったら、最後に実際にドメインを取得するわけですが、ドメイン会社は複数あります。
その中でも、安心して利用できるドメイン会社を3つご紹介します。
バリュードメイン
累計ドメイン登録件数600万件突破と、実績と信頼の老舗ドメイン管理会社。
・キャンペーン価格で安く取得できることがある
・管理画面が使いやすい
・おすすめ度:
僕も利用していますが、管理画面が使いやすいです。
キャンペーンもよくやっているため、「.com」のような人気ドメインも安く取得できることも。
どこを使うか決められないと悩んでいるなら、バリュードメイン一択で問題ありません。
エックスドメイン
国内トップレベルの人気サーバー会社「エックスサーバー」が運営しているドメイン管理会社。
・サーバー契約でドメインを無料で取得できる
・管理画面が使いやすい
・おすすめ度:
一番の魅力は、キャンペーン中にサーバー契約をするとドメインが無料で取得でき、その後も一切ドメイン費用がかからないこと。
これからサーバーの契約も考えている方なら、ドメイン費用がかからずにブログ運営できます。
ただ、サーバーを変更すると、ドメインも使えなくなるので、そのときは再度新たにドメインだけを契約し直す必要があります。
とはいえ、サーバーを変更するまではドメイン費用がずっと無料なので、ブログ運営費を安くおさえたいなら、エックスドメインはおすすめ。
\ドメイン無料のキャンペーンを確認する/
お名前.com
GMOインターネット株式会社が運営する、国内最大級のドメイン公式登録サービス。
・大量の営業メールが届く
・ドメイン契約が自動で更新された
・おすすめ度:
他のドメイン会社と、内容的にはそれほど変わらないので、利用する分には問題ありません。
僕も数個取得しています。
ですが、一番気になるのが、おすすめ情報などを知らせる大量に届く営業メールがマイナスポイント。
さらに、ドメイン更新が最初から自動設定にされているなど、少し利用者に不快感を与える仕様です。
管理画面からの設定で、自動契約の変更や、メールを届かなくすることは可能です。
取得できるか確認する
よくありがちなのが、ドメイン名が決まったのに、他の人がすでに使用しているので取得できないパターンがあります。
自分が取得したいドメインが現在使用できるかどうか、確認はしておきましょう。
確認はドメイン会社の検索窓に入力するとすぐに使用可能かどうかわかります。
新規ドメイン・中古ドメインどっちが有利?
ドメインには「新規ドメイン」と「中古ドメイン」があります。
・新規ドメイン:自分で考えたドメインを新しく取得する方法。
・中古ドメイン:他の人が運用していたドメインを使う方法。
どちらにもメリット・デメリットがあるのでくわしく解説します。
新規ドメインのメリット・デメリット
新規ドメインは以下のような特徴があります。
メリット
- ドメインを安く購入できる
- ドメイン名を自由に決めることができる
デメリット
- 検索エンジンの評価が上がるまで時間がかかる
新規ドメインの最大のメリットは、数百円からと安くドメインを取得できるので、初期費用がほとんどかかりません。
ブログを始めるほとんどの人は、新規ドメインを取得して始めます。
ですが、その分のデメリットとしては、検索エンジンからの評価がまったくない状態から始めるため、ドメインが育つまでに時間がかかります。
ドメインの評価は上位表示に影響するため、新規ドメインから始めた場合は、上位表示されにくい期間が長くなることを覚悟しておきましょう。
中古ドメインのメリット・デメリット
中古ドメインは以下のような特徴があります。
メリット
- 検索エンジンからの評価がすでにあるため上位表示されやすい
デメリット
- ドメインの値段が高い
- ドメイン名を自由に決めることができない
- 過去の検索エンジンからの悪い評価も引き継がれる
中古ドメインの最大の魅力は、過去の運用で検索サイトの評価が高い場合は、そのまま評価を引き継ぐことができること。
新規ドメインのように、0からドメインを育てる手間がはぶけます。
逆に一番のデメリットは、検索エンジンから悪い評価を受けていた場合、悪い評価も継続されます。
過去に悪い評価を受けていたかどうかは調べることができないので、リスクもあるのが中古ドメイン。
ブログ初心者はリスク回避のためにも、新規ドメインで始めるようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、ドメインの説明から、ドメイン名の決め方や注意点、取得方法まで詳しく解説しました。
大切な要点をまとめてみます。
ドメイン名についてのまとめ
- トップドメインレベルは「.com」がベスト
- ドメイン名は「自分の名前」「タイトル」「ジャンル」で決める
- 取得料金と更新料金に注意する
- ドメイン取得はバリュードメインが一番おすすめ
- 中古ドメインではなく新規ドメインで始める
これらのことを注意してドメインを取得すると後悔をしないですみます。
ドメイン取得はバリュードメインをおすすめしてますが、キャンペーンを利用して、毎月のドメイン費用を0円にしたいのであれば、エックスサーバーを使うのも全然ありです。
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ドメインは変更することができないので、ぜひ今回の記事を参考に、後悔のないドメイン名にしましょう!
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